『生きる』を支える作業療法

作業療法士会 > 作業療法士が語る腰痛になる原因← 現在のページ


作業療法の未来を担うために

私達は作業療法士の知識や技術を高めることにより、地域の人々の保健・医療・福祉に貢献するための活動を行っている団体です。

作業療法士が語る腰痛になる原因


作業療法士というと、事故や病気などで機能障害になった人のリハビリを行うと言うイメージがあるかもしれませんが、実は腰痛の治療にも関わっています。

体が持つ機能を知り尽くしている作業療法士は、治療院とは違った視点から腰痛の原因を指摘します。

作業療法士によると腰痛の原因は、日常生活の何気ない行動だといいます。

例えば柔らかい、または固すぎるマットで寝ていたり、スマホやパソコンを長時間いじって前傾姿勢でいることが多かったり、というようなことが原因になるそうです。

それ以外でも、人間は同じ姿勢でいると同じ筋肉にばかり負荷が掛かるので、たとえ良い姿勢と言われる姿勢を維持したとしても、結果として腰痛などの痛みにつながる原因になります。

もちろん元々姿勢が悪かったり、いつも足を組んでいたり、運動をしないということも原因になりえますが、それ以上に料理をするときの姿勢やお風呂の入り方などでも積み重なると腰痛が引き起こされるそうです。

自分では気が付きにくいところに原因があるからこそ、腰痛は治りづらいのですね。

まずは無意識による腰痛の原因となる姿勢を意識に持って行き、それを正しい形に正していくのが、腰痛治療の第一歩と言えます。