視力の悪化が子供の才能の芽を若いうちに摘んでしまうこともある
前にテレビで中国の小学校の映像が出ていて、机から柵のようなものが出ていて、ノートと目までの距離が近くならないように対策をしてあった。それは視力の悪化を防ぐためのものだというが、シンプルながら理にかなっている方法だと思う。これは『目が悪いという理由で諦めなくてはいけないこと』を避けるため、つまりは『子供の才能の芽を若いうちに摘まない』という考え方が根本にあるようだ。
少しややこしい文章の書き方になってしまったが、要するに、スポーツ選手として本来は才能のあったであろう子供が、『視力の悪化が原因で才能が伸びない』などの事態が起きないようにするための対策らしい。もちろん、目が悪くなることで医者になれないなど、スポーツに限った話ではないが、中国の未来を考えたらとてもいい事だと思う。
視力がいい理由は遺伝も1つの要素だとは思うが、すべてがすべて遺伝で片付けられるわけではないようだ。視力が悪化しても人間の構造を考えて、改善、回復するようなトレーニングを行えば、早いうちであれば視力は回復する。私も小学1年生のときは0.7の視力だったが、40歳近い現在では、ピークより悪化してきているが1.0以上はある。
私は、勉強するときはノートから目の距離は30センチと子供のころに学校で教わった。教えている先生も『目が悪くなるから』以上に深い理由まで考えてはいないのだろうけど、改めて考えると『視力が悪化することは子供の未来まで悪化させてしまう』ことがある。目がいいという事だけでは明るい未来は来ないが、目が悪いことで閉ざされてしまう可能性は出てきてしまう。
子供のために親ができることは、才能を伸ばすこともそうだけど、『目が悪いことで何かを諦めさせる状況を作らない』、つまりは才能の芽を摘まないことも1つなんじゃないかな、と私はつくづく思った。