コンドロイチンやグルコサミンが膝の軟骨の痛みに効けば苦労しない
膝の痛みや軟骨に効果があるような触れこみで、コンドロイチンやグルコサミンは15年ほど前にはやりました。そして、あまり効果がないのが多くの方に伝わってしまうと2、3年ほどで騒がれなくなりました。その間にも膝の痛みの方はいらっしゃるので、大々的なCMはされないけど売られ続けはしました。
しかしここまた数年でしょうか、なんとか生まれのグルコサミンのCMをきっかけに、各社が再びコンドロイチンも含めて大々的にテレビ広告などを始めました。やはり10年ほどすると膝の痛みや軟骨の症状を抱える人も少し変わってくるので、販売相手が変わるという感じなのでしょうか?
整骨院に勤めていたとき、「グルコサミンやコンドロイチンは効果があるのですか?」とよく聞かれましたが、それらのサプリメントで改善しないから来院した方が非常に多く、変形性膝関節症で強い症状を持った方は、治療と同時に併用していることも多いのですが、コンドロイチンやグルコサミンでは少しも楽にならないという声がほとんどでした。
それでも、20人に1人くらいは効果があったという方もいます。それに関してはグルコサミンやコンドロイチンが効いたのか、治療が効果的だったのか、放っておいても自然回復するものだったのかは正直分かりません。ただ私が思うには、またしばらくしたら大々的なCMは再びなくなり、また10年もしたら忘れたかのように登場するのだろうな、と思っています。