大人の吃音症(どもり)の治し方


大人の吃音症(どもり)の治し方

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30年間悩み続けてきたどもりを、1日わずか20分続けただけ改善した、2ステップのエクササイズをご紹介しています。大人の吃音症を克服した方の声も多数掲載されています。

吃音症(どもり)を治す方法は、親の『子供への接し方』を直す必要もある


吃音症について小学校の先生を30年近くしている方にお話を聞いてみた。子供のどもりというのは年々減っているようで、今の学校では問題となっているケースはまったくないそうだ。私の周りだと大人の吃音症の方も少しいて、それでも何か問題があるかと言うとコミュニケーションも取れるし別段何かあるわけではない。

ただ、どもりが少し強いと学校でもいじめなどの問題が出てきて、学校中で色々な先生と共に対策を講じることもあるらしい。大人になってしまえば個性のようにも感じられるが、子供はある意味で残酷なので、興味の対象であったり、人と違った個性についてはなかなか受け入れるには年齢が若すぎるのかもしれない。もちろん、子供のうちに治す方法を試しておけたほうが、大人になった時の負担も減らせるのだとは思いますが。

学校における吃音症で何が問題になるかと言えば、どもりがあることで児童が消極的になってしまい、そういう隙をついていじめというのは起こるらしい。単純にはできないことなのかもしれないが、どもりがあろうともの堂々としていればいじめは起こりにくいし、私が子供のときも吃音症だと思われるどもりを持った子がクラスを牛耳っていたことが2年(2人の子がいた)もあった。

また、小学校の先生が話すには、頭の良い子に吃音症によるどもりが出る傾向にあるらしく、親の厳しい家庭でも出る場合がある。そういう環境面に関しては、子供のことだけではなく保護者の『子供に対する接し方』を改善しないことには吃音症の克服は難しいと言う話だった。子供を治すのではなく、人それぞれの固定観念を持った親を治すというのは、自分の考え方を否定されたように取られる方も少なくないため難しいらしい。

どんな症状にも原因があって、それが脳の先天的な病気でないのであれば、しっかりと症状と向き合えば改善は難しくないのだと私は思う。